マンション管理士の業務

マンション管理士とは、マンションの掃除をしたり、保守点検の立会いをしたりしているいわゆるマンションの「管理人さん」のことではありません。「管理人さん」になるのにマンション管理士の資格をとる必要はありません。マンション管理士とは名前が似ていますが、異なります。

ではマンション管理士とは、どういったものなのでしょう？マンション管理士とは、マンション管理組合の現状業務を客観的に観察し、現状を把握し、問題点を洗い出し、原因を分析することで、解決案を提案することにより、マンション管理組合の発展を助ける業務を行うための専門的知識をもっていることを証明する国家資格のことです。

ですので、マンション管理士とは、平たくいえば、マンション管理コンサルタント、といえます。しかし、いくら専門知識がある人でも、マンション管理士とは「名称独占資格」である為、マンション管理士資格をもっていなければ、マンション管理士という肩書きを語ってはいけません。

マンション管理士とは、今はあまり知られていない資格ですが、新築マンションが次々と建設されている現状を考えれば、近い将来、人気資格としてランクインされそうです。

マンション管理士の年収は、およそ400万円〜800万円の収入となっています。その人が勤務しているマンション管理会社や、不動産会社などにより、マンション管理士の年収は様々となっています。

マンション管理士は、国家資格ということで、マンション管理士の年収は、やや高めの報酬であるといえるでしょう。資格をとるための試験は難しく、それに比例するかのように、マンション管理士の収入は高めで、就職に有利となります。

また、マンション管理士の資格を持っている人は、行政書士や、建築士、宅地建物取引主任者などの資格も併せて取得している人が多いため、 マンション管理士の年収だけでなく、もうひとつの資格の収入も上乗せされるという人が多いようです。

現在、次々と新築マンションが建てられており、何年か後には、確実に老朽化します。そうなると、修繕が必要になってきたり、老朽化による問題点、トラブルが続々と現れてきます。そうなると、マンション管理士は腕の振るいどころが満載となるので、当然マンション管理士の年収は、これからうなぎのぼりになっていき、就職に有利となるため、報酬もますます増えていくでしょう。